音楽講師育成マガジン ①音楽講師とは

更新

オンラインサロン「MUSHROOM」主催者の湯澤真人です。

「音楽講師育成マガジン!
〜生徒を長く教える・生徒を沢山抱える音楽講師になるための必要技能と心得〜」

の連載開始です。

これまで500人以上をマンツーマンレッスンしてきて、現在でもマッシュミュージックスクールで80人ほどの個人レッスン生徒を受け持っている私が考える

★良い音楽講師になること
★音楽講師だけで生活出来るくらい生徒を沢山受け持つ


にはどうすれば良いかのテクニック・知識・心構えをレクチャーしていきます。


会社員など音楽業界と関係ない職業に就いている方にとっても、音楽業界に足を踏み入れている方にとってもご自身の今後の身の振り方の参考になるやもしれません。

第1回は
「音楽講師とは」


それでは参ります!

音楽講師とは営業マンである

1つ目にいきなり意外なものを持ってくることにします。
自分が作る音楽、自分のための音楽であれば自分が努力すれば良いだけの話ですが、音楽講師は生徒の音楽がより良くなるよう導く存在です。
そのためには生徒のことを深く理解しなければなりません。

・生徒がどのような考え方・性格なのか
・好きなもの、嫌いなものは何か
・何を目指しているのか

などを知らないとその生徒にとって最良のレッスン方法を導き出せません。
自分の尺度のみで考え話すのではなく、生徒に寄り添い、信頼を得るために生徒の好みに合わせて様々な話題で盛り上げられる事が重要です。

言わば取引先から信頼を得て、
「〇〇君が勧める商品なら買おうじゃないか!」
と、我が社の商品を売りまくる敏腕の営業マンと言っても過言ではないでしょう。







音楽講師とはコーチである


生徒との信頼関係を構築することはもちろんのこと、そこから生徒の目指す理想像・未来像に向かって導いていくことが重要です。

・その生徒が目指しているものを深く理解し、最善の方法を伝える。
・自分が理想像を体現し、見せることで生徒に目指すべき未来像をイメージしてもらう

のです。


また、道中様々な困難が待ち受けているでしょう。
・生徒が頑張っていけるように自信を持たせて背中を押す。
・応援して気持ちを鼓舞させる
のも重要です。
そばで影響力の強い応援が出来るのは講師の特権です。

それはさながら、厳しくも熱く優しいコーチのごとく。











音楽講師とは学者である

数百年以上の音楽の歴史から様々なジャンルが生まれました。
そして生徒も年代や嗜好も様々。
音楽講師の現場は多様性に満ちています。

・好奇心を持って様々な分野を勉強、取り入れていく事が出来る。
・様々な価値観を取り入れて学んでいくことが出来る。

これが出来る人は音楽講師としても幅が広くなりますし、自身の成長にも大きくて繋がる事でしょう。











音楽講師とはミュージシャン(職人)である

ここで当たり前の話になりますが、音楽の実力がないと教える事すら出来ません。
音楽講師の中にも実力差はありますが、上手いに越した事はありません。
音楽の実力・幅はプロ級を目指しましょう。











音楽講師とはアーティストである

自らの演奏力がプロ級。
探究心旺盛で懐が深い。
そして生徒を導ける事・寄り添える事が必須条件であると書きましたが、この「アーティスト性」が無いと人として魅力も感じないので、信頼以前の問題になってきます。
あなた自身の音楽観・芯(アイデンティティ)となる部分です。
ここもしっかり育てて自信や説得力を身に付けていきましょう。












まとめ

★音楽講師とは「営業マン」+「ミュージシャン」+「アーティスト」+「学者」+「コーチ」である

①「営業マン」=他人の気持ちを深く理解し、寄り添い、様々な話題で盛り上げられる
②「コーチ」=相手との信頼感を構築する事はもちろんのこと、相手の目指す未来像に向かって導いていける・応援することが出来る
③「学者」=好奇心を持って様々な分野を勉強、取り入れていく。また、様々な価値観も取り入れ学んでいくことが出来る。
④「ミュージシャン」=音楽の実力・幅はプロ級である。
⑤「アーティスト」=自身の音楽観・芯の部分、アイデンティティとも言えるし、これが無いと自信や説得力が出ないだろう




いかがでしたでしょうか?
次回も音楽講師になるための秘訣をどんどん公開していきます。
自分の音楽人生をどんどん豊かにしていきましょう!
どうぞお楽しみに!